毎晩のように遊んでたせいで、大切な人を失った。

幼い時から仲の良かった“杏李”(アンリ)を。

いつも一緒で何をやるにも同じだったぐらい仲が良かった。

彼女は、何度も何度も私に…『こんな生活やめなよ』といってくれたのをよく覚えてる。

でも、私はその言葉に聞く耳を持たなかった。

私が『そんなの杏李には関係ないでしょ』って言って話を逸らす一方だった。

そんなことを言ってもいつも一緒にいてくれた。

何か言いたそうな顔をしていたこともあったけど私は何も思わずにいた。