二人で横に並んで歩く。 「今日、ごめんな…?いきなり、その…抱き締めたりして」 「う、ううん!!気にしてないから大丈夫!」 「そっか…」 と寂しそうに横山くんは笑った。 「今日、どうしたの?…なんか様子おかしかったけど」 「…俺も何がなんだか分からないんだ。」 「大丈夫?」 「え?」 「なんかすごく…」 そこまで言いかけて、何て言えばいいのか分からなくなった。 「ううん。何か悩みがあるなら、相談のるからね」 「…穂香、ありがとな。」