次の日。

「ちょー聞いてー!」

叫びながら来たのは
横井 きい
クラスが同じで仲がよかった

「なに?どーしたん」

「きい、彼氏できたぁっ♪」

「え?!まぢ?ぉめっとー!」

「ありがとぉーー♪」

いきなりなにかと思ったら…
まさかの惚気かい。

でも幸せそうだしよかった。

「で、どこの学校の人?」

「○工業のタメ〜」

○工業か
きいは野球部好きだから
どうせ野球部やろなぁー

と思いながらも聞く

「野球部やろ?」

「はい!正解!」

ですよね。笑

…っておい、
ちょっと待てよ…?
○工業のタメで野球部…
慎と全く同じやん!

うちは慌てて聞いた。

「なあ、きい!
うちも○工業の野球部と
メールしとるんやけど…」

「え、まじ?!名前はっ?」

「えーと、なんやっけなぁ」

とぼけたふりをした

「それって、慎とか?」

「あー、そんな感じの名前!」

「まじかー!」

やっぱり知ってる人か。