ずっと大好きな君と。

そんなことを考えていると、俺の部屋に誰かが訪ねてきた。

コンコン。
「はい。どうぞ。」
入ってきたのは、雄大と竜也だった。
「あっ。お前らか。」
「どうしたんだよ?元気ねーじゃん。久々にあの子達に会えたのに。」

「まあな。嬉しいんだけどよ。最近おかしすぎる俺・・。」

そして、昨日あったことと、今日の早朝にあったことを全て話した。

「マジで!?そんなことあったのかよ!」
いつも仕事ばかりな雄大が驚いた表情を見せた。

「ああ。でさ、俺わかんないんだよな。自分の気持ちが。乃々華は俺に、
気持ち伝えてくれてさ、アイツ、俺の本当の気持ちが知りたいって
言ってきたんだぜ。わかんねーんだよ。」

その話を黙って聞いてくれた雄大と竜也。
すると竜也がこう言った。
「好きなんじゃねーの?お前も乃々華ちゃんのこと。だって、乃々華ちゃんの
行動見ててもドキドキしたりするんだろ?意識し始めてるってことなんじゃね?」

竜也はそう言って背中を押してくれた。
そして雄大も、
「きっとそうなんじゃねーのか?自分の気持ちくらい分かれっつの!
どんだけ不器用なんだお前は。仕事がうまくいっててもな、そういうところでは、
葵はうまくいかねーんだよ!」

そうだ。
俺はバカだな。本当に。

何、ネチネチしてんだろ?

今までなんで気づかなかったんだろう。
この気持ちに。

俺は乃々華がきっと好きなんだ。
一人の女として。

でも、まだ乃々華には伝えない。
まだ、早い気がするんだ。

その代わりアイツとはなるべく近くにいたい。
今以上に連絡とったり、スキンシップも絶対に忘れない。

あいつに寂しい思いなんてさせる気は絶対しねーんだ。


やっと気づいたんだ。自分の気持ちに。


これから始まる本気の「恋」というもの。


それは俺と乃々華で作る恋なんだ。

お互いが初めての本気の恋なんだから。