ずっと大好きな君と。

葵さんは自分のことのように喜んでくれた。

すごく嬉しかった。

「あたし、葵さんのことすごく尊敬します。唯一の大切な先輩です。」

あたしの頬はきっと真っ赤に染まってると思う。
なんか、久々に会ってこんなこと言うのって恥ずかしいかも。

葵さんは少しテレ気味でなんか可愛く見える。
あたしは、先輩が好きです。

大好きな先輩ですよ。

ずっとずっと。

あたしはきっと恋してるのでしょうか。

こんなにもドキドキでキュンキュンするなんて。

こんな恋はかなわないかもしれないから、
あたしは先輩のファンですね。やっぱり。

「お前は俺にとって可愛くて大切な後輩だな。ありがとな。」
そう言って、葵さんはニッと笑った。

そんな顔されると困ってしまいます。
好きだから。

葵さんはかっこよくて尊敬できる先輩。
応援します。
ファンとして・・。

しばらくは久々の二人きりの他愛もない会話。

あたしはこれだけでも、十分嬉しいんだ。

時計を見るともう、0時を回っていた。
でも、あたしは離れるのがちょっぴり寂しい。

だって、先輩はまた明日から仕事が忙しくてホテルで会えなくなるから。
先輩はあたしのこと本当はどう思ってくれてるのだろうか。

本当に可愛くて大切な後輩ってだけなのかな?
聞く勇気も持てなくて、結局戻ることにした。

「じゃあ、あたしそろそろ行きます。明日もお仕事頑張ってくだ・・んっ・・。」

なんだろう。この柔らかくて温かい感触は。
うそ!!あたしキスされてる!?

「・・・先輩。ずるいです。あたしは後輩ですよ?」
「まあそうだけどよ、乃々華、寂しそうな顔してる気がしたからな。」

うっ・・あたし、そんな顔してるの?

でも、あたしの気持ちはそう・・寂しいです。
先輩はやっぱりすごいな・・・。

気持ちまで見られちゃうなんて。ずるいです。あたしにはどうして先輩の本当の気持ち
が分からないのでしょうか。
どうして、あたしのキスなんてしてくれるんだろう。
後輩なだけなのに。
そんなことされたら、この気持ち、心の奥にしまえなくなってしまいます。

あたしはでも、そんな先輩が大好きです。

すると、
「一緒に寝るか?」
ね・・・寝る!?
「えっ・・あ・・っと・・でも、邪魔になりますし、その・・・」
「別にいいけど?寂しいんじゃねーのか?バレバレですよ。乃々華さん?」
「・・・。」