ずっと大好きな君と。

葵さんから背中を押されてから月日は経って、
転機が訪れたんだ。あたしとももちゃんに・・・。

ある日。
コンコン。
あたしはももちゃんにお部屋で団欒中。
そんな時ももちゃんの部屋にノックが響いた。

ノックと同時にももちゃんは部屋のドアまでパタパタと走っていき、
扉を開けた。あたしは扉に目を向けた。
そこにいたのは宮本さん。

何かあったのかな?とももちゃんとアイコンタクト。
「どうかしたのですか?」
とももちゃんは不思議そうに首を傾げた。

「あっ、ここにいたのですか。ちょっと失礼しますね・・。」
宮本さんはあたしたちの部屋に入り、あたしの前に座った。
あたしの隣に腰を下ろしたももちゃん。

宮本さんは軽く深呼吸をしてこう言った。
「社長さんが二人に話があるらしくて、その内容、僕も聞いたんですが
社長が自分の口から言いたいらしくて。あっ、でも決して悪い話じゃなくて、
聞いて喜ぶと思いますよ。」

社長さんからの呼び出しを得たあたしとももちゃん。
ももちゃんと顔を見合わせて、首を傾げた。

なんのことだかは分かんなかったけど、相当いい話らしい。
とりあえずあたしとももちゃんは部屋着からまともな服に着替え、
事務所に向かった。

今は、社長室の前に立ち尽くしているあたしとももちゃん。
今思うと、初めて入った時を思い出すのはあたしだけかな?

ももちゃんは扉の前で深呼吸をし、コンコンっとノックした。
唾をゴクリと飲み込むと、ガチャっと扉が開き、社長さんが顔を出した。
「どうぞ。」
その一言だけを言う社長さんの目は真剣そのもの。

近くの椅子に腰を下ろしたあたしたちは社長さんに問いかけた。
「あの、話って??」
すると社長さんは椅子からムクっと立ち上がり満面の笑みをあたしたちに
向けた。何事だと思ったその時、社長さんの口から思わぬ言葉を聞かされた。

「君たち!!おめでとうだぞ!!なんと、テレビのお仕事が来たんだ!!」
「「ええぇええ━━━━!!」」
あたしとももちゃんはたまげたとばかりに大声を上げた。

「ホ・・ホントですか!?!?」
あたしは信じられず、もう一度聞いてみた。

「ああ!!凄い事だぞ!!君たちが綺麗で素敵なモデル心の持ち主だと
テレビの方から大好評を得てな!!すごいぞ!!」

あたしたちのモデル心?!