ずっと大好きな君と。

あれから、月日が流れてモデルの猛特訓を始めてから、
数ヶ月が経ち、あることが起こったの。

その時あたしの心に傷が付いたんだ。
本当は嬉しいはずなのに何故か喜べなくて、なんでだろうね・・・。


ある日のレッスン。
相変わらずスパルタなレッスンで、だいぶ慣れてきたあたしとももちゃん。
ももちゃんはモデル候補で専属モデルも夢じゃないくらいに上達してきてて、
先、越されたんだ。でも、あたしだって頑張るよ。
ももちゃんまで行ってみせるもん。

このレッスン場には昔からレッスンに励んでいる子でも、
経験が長い子でも専属って難しいんだってことがわかってきた。

そんな時あたしは先生に嬉しい言葉をもらった。
その時はすっごく嬉しかったんだ。

「ねえ、乃々華さん。あなた、あたしが思うに専属も夢じゃないかもって
思うの。」
「本当ですか!?」
「今、ここには誰もいないから話すけど、耳貸してくれる??」
「えっ、誰もいないからこのままでいいですよ。」
これが間違っていた。
そんなことはなかったのに。

「じゃあ・・あなた専属決定よ!!!!」
「えっ━━━━!!本当ですか!?でもさっき先生、なれるかもとは言ってたけど、
決定なんてこと言ってなかったじゃないですか!!」
「ウフフ。それはあなたを驚かすためっていうか・・・とにかく、来月からに
なったわよ!!」
「社長さんは??」
「もう知ってるわよ!!社長が決めたことだもん!桃奈さんは今月かららしいわ。
桃奈さんにはあたしから言っておきたいから桃奈さん呼んで来てくれるかしら?
あたしならここに居るし。」
あたしは夢の専属モデルが決定した。
胸が高まりつつも部屋へ戻って、ももちゃんに専属モデルになったことと
先生が呼んでいることを報告。

「よかったじゃない!!のの!!先生があたしのこと呼んでたの?」
「うん!大事な話だって・・・。」
「本当に!?行ってこようかな!!」
そう言うとももちゃんは部屋を出て行った。

それから、ももちゃんの専属モデルが今月からって聞かされたももちゃんは
満面の笑みを浮かべ、喜んでいた。

あたしは来月からで今月いっぱいはレッスン場に通うこととなった。
ももちゃんはもう専属のモデルとしてスタジオに通い始めた。
あたしは今月いっぱいはずっと一人ということもあって、
少し寂しさを感じる。

あたしは寂しさを覚えながらもトボトボと一人、レッスン場に向かっている。