ずっと大好きな君と。

「いや・・大丈夫かなって?」
「心配してくれてありがとうございます。でも、大丈夫ですよ。」
「そうか・・・てか、なんで桃奈ちゃんの部屋に?」
やっぱ、あたしだけ呼び捨て。なんでかな??
聞く気にもなれなかったけど・・・。
「いや、さっきまで喋ってて。ももちゃんはそっちで何してますか?」
「竜也たちとトランプ。雄大も何かやってるよトランプ。」
「そうですか・・・。」
「あのさ、あんまり無理しない方がいいぜ~?・・・
あのレッスン場の先生、結構厳しいらしいしよ。」
「厳しいですけど、まあなんとかって感じです。」
「乃々華は俺らの後輩だし運動苦手そうな感じで心配なだけだけどよ。」
と言って葵さんはあたしの頭をクシャっとなでてくれた。
励ましに来てくれたのかな?
もう、しょっぱなからなんなのよ~・・・。
この気持ち。
心配?心配してくれてるなんて思ってないし・・・
ていうか、運動音痴は図星ですけど・・・。
「まあ、なんかあったら俺らに言えよ。桃奈ちゃんにもそう言っとけよ。
もうすぐ歓迎会始まるし行こうぜ?」

「あっ、はい。」
あたしと葵さんは二人で部屋を出た、すると横から桃奈ちゃんと
雄大さんと竜也さん。
「大丈夫?のの!!」
「まあ、なんとか。初日でこんなんじゃ続かないねあたし。」
「そんな、弱音吐いちゃダメでしょ!あたしたち約束したじゃん。
弱音吐かないって。」
「うん。だからもう、平気。」
平気だよ。あたし・・・。
約束破れないもんね。
あたしたちの約束なんだから。

そして歓迎会を始めた。
相変わらず豪華な食事がいっぱいで・・。
あの3人意外に飲む人なのかと思ったけどアイドルだからか、
あんまり、飲んでいなかった。きっと、体のためだと思う。

そして、また明日から地獄の特訓が始まるんだ・・・。