ずっと大好きな君と。

「まずは、軽いステップから。右足をこうして・・・
ワン!ツー!スリー!フォ!じゃ、やってみて!」

「はい!」

え~・・・分かんない・・・。

「乃々華ちゃん!こっちの足はこうでしょ!!」
「はい~!すすすす、すみません!」

特訓を続けて2時間が立った。

「ハァ・・・ハァ・・・」
息切れしてるあたし。運動だけは苦手なあたしにとっては結構ハード。

「今日はここまで!次回は・・・明後日かな!」
「「はい!ありがとうございました。」」

先生との挨拶を終えて、あたしは床に倒れ込んだ。
「あ~・・運動って本当に嫌いだよ・・。」
「ののは、運動大嫌いだもんね。」
「いいよな~・・ももちゃんは・・・。運動も勉強もすごいし、
可愛いし・・・。」
「可愛くもないし、頭も悪いわよ!!頭と可愛さはあんたに
負けてるわ~・・・。」
「そんなことないじゃん。」
「もう、こんなところで寝っ転がってると先生に踏まれるわよ!!
ほら、早く帰ろ!」
あたしはももちゃんにそう言われ、フラフラした体を持ち上げて、
エナメルバッグを肩に、レッスン場を出た。
帰り道、あたしの顔を心配そうに覗き込むももちゃん。
「ちょっと、顔色悪いけど大丈夫?」
「うん・・大丈夫・・・。」

ももちゃんはこういう時毎回、あたしの心配をしてくれる。
優しくて、目がクリクリで、そんなももちゃんにいつも、
励まされるんだよね~・・。

帰りはいつものようにたわいもない会話を楽しんだ。