ずっと大好きな君と。

「俺ももう一生お前を離さねぇ。
つか、離す気ねぇし。」


そう言ってそっと唇を重ねた。


涙が頬を伝う。


あたし…最高に幸せ者だ。


もう、言葉にできないくらい嬉しくて、


涙が溢れる。


「なに、泣いてんだよ。」


「なんか、すっごく嬉しくて。」


そう言って笑った。


すると、葵は引き出しから小さな箱を
取り出した。


そしてあたしの目の前でその箱の蓋を
パカッと開けた。


あたしの目に入ったそれは、

や夢にも思わなかった…


指輪だった。


「あ、おい…これって…」