なんだ、そういうことか。
「なら、いいですよ!写真撮ります?」
桃ちゃんはそう言って、あたしの腕を引っ張って、ステージに上がった。
そりゃ、あたしもですよね……
なんて思ったけど、まあ写真くらいなら。
あたしとももちゃんはモデル経験もあるから、それなりのポーズを軽くとって写真を撮った。
綺麗です!!とか、可愛い!!とか褒められてしまって、ちょっと照れてるあたし。
色々、面倒なことになったけど、無事ステージが終了。
帰りはSTERBOYZのマネージャーの宮本さんに来てもらって、全員でホテルへ戻った。
疲れたせいか、あたしはベッドに寝っ転がった。
「あ~……疲れたよ……。」
あたしの部屋にはももちゃんも一緒だ。
「まぁね……面倒なことになっちゃったしね。」
「それは、ももちゃんが悪いんでしょ!あれほど、行かないほうがっていったのに~!!」
「ゴメンね!!でも、葵さんに会いたかったのは事実でしょ?」
確かに、その気持ちはあったかもだけど……
でも、あんな真似までしてはさすがに考えてないって!!
「………。とにかく、あんな真似はもうしないでよね!」
「図星ですか!?今、隠したでしょ!とにかく、したのは謝るね!!
あと、今日、買ったやつ渡しなよ!ま、それから二人の営み⁈
なんちゃって~!!」
い……営みって。どういうことですか……!!
今、完全にいじめられた。
でも、あり得るかもってこと!?
そんな変な緊張感を持ちながらも、既に夜になっていた。
「じゃあ、頑張って!!明日、報告待ってるからね!!おやすみ~……」
あくびをしながら部屋に入って行ったももちゃん。
報告って…!?
あ~!!もう、落ち着かないし変なこと考えちゃうって!!!
そして、あたしは葵の部屋に向かった。
今日、何で、ルミネでステージ開いてたのか理由聞いてやる!!
コンコン。
「……は~い。乃々華?」
なんか、眠たそうな声。
夢の中に入るとこだったのかな?
悪かったかな!?
扉が開いて、あたしは部屋に引きずりこまれる。
「あわわっ……ちょっと、引きずりこむって無くないですか!?」
……ギュッ。
「えっ……ちょっと!!」
なになに!?この展開!!まさか、いきなり!?
「……会いたかっただけ。さっき、ルミネであったけど。」
「な……何よ。会いたかったとか、恥ずかしいじゃん。」
そういいながらも、葵の背中にそっと腕を回した。
しばらく抱きしめられた。
葵は満足したのか体を離して、こっち来いよとベッドの上をポンポンっと叩いた。
あたしがベッドに座ると、部屋の冷蔵庫からジュースを二本取り出した。
「ほい!冷たいけど平気か?」
「うん。ありがと。」
この光景なんか、思い出す。
公園にデートした時も缶ジュースをくれたな。
あんまり、思い出したくないけど。
「ねぇ葵?何で今日、ルミネでステージやってたの?」
「ああ、あれは次に発売予定するアルバムの宣伝みたいな感じで。
そんで、お前は何でいたの?」
「ただのプライベートだよ。したい買い物があってね。」
そう言った時、あたしはネックレスのことを思い出した。
「あっ!そうだ。………これ。」
あたしは、自分のルームウェアのポケットから二つ、ネックレスを取り出した。
シャラッ……
「これって、まさか……」
「そうだよぉ、ペアネックレスってやつ。これ買いに行ったの。
あたし一人で行っても良かったんだけど、心細いし、
心配だったから。どれ買ったらいいかも分からなかったし。だから、ももちゃんと行ったの。」
「マジで!?ありがとな。ごめんな、一緒に行けなくて。俺ら、二人で買い物とかそんな、
デート的なこと出来なかったし。じゃ、早速つけるか?俺がつけてやるよ。」
そう言うと、葵はネックレスを一つとって、あたしの首につけてくれた。
「葵にはあたしがつける。………はい。どうかな?」
「いいんじゃね?ありがとな。今度、二人でデートとかできたらって思わねぇ?」
「そーだね……。できたらいいのにね。もうちょっと、時間おいてからしようよ?
あたし、葵と二人でどこか行きたいな~……って、あんまわがまま言えないけどね!!」
あたしは、笑顔でそう言って下を向く。
本当はデートとか今すぐにでもしたいんだけどね。
わがままなのは嫌われちゃうし、悪いから我慢だよね。
その時、再びあたしは葵の胸にすっぽりはまった。
ごめんなってかなしそうに言う葵を見ているのがなんか辛く感じたあたしは、
思い切って、自分から葵の頬じゃなく唇にキスした。
そんな、悲しいような顔しないでって意味を込めて。
「なら、いいですよ!写真撮ります?」
桃ちゃんはそう言って、あたしの腕を引っ張って、ステージに上がった。
そりゃ、あたしもですよね……
なんて思ったけど、まあ写真くらいなら。
あたしとももちゃんはモデル経験もあるから、それなりのポーズを軽くとって写真を撮った。
綺麗です!!とか、可愛い!!とか褒められてしまって、ちょっと照れてるあたし。
色々、面倒なことになったけど、無事ステージが終了。
帰りはSTERBOYZのマネージャーの宮本さんに来てもらって、全員でホテルへ戻った。
疲れたせいか、あたしはベッドに寝っ転がった。
「あ~……疲れたよ……。」
あたしの部屋にはももちゃんも一緒だ。
「まぁね……面倒なことになっちゃったしね。」
「それは、ももちゃんが悪いんでしょ!あれほど、行かないほうがっていったのに~!!」
「ゴメンね!!でも、葵さんに会いたかったのは事実でしょ?」
確かに、その気持ちはあったかもだけど……
でも、あんな真似までしてはさすがに考えてないって!!
「………。とにかく、あんな真似はもうしないでよね!」
「図星ですか!?今、隠したでしょ!とにかく、したのは謝るね!!
あと、今日、買ったやつ渡しなよ!ま、それから二人の営み⁈
なんちゃって~!!」
い……営みって。どういうことですか……!!
今、完全にいじめられた。
でも、あり得るかもってこと!?
そんな変な緊張感を持ちながらも、既に夜になっていた。
「じゃあ、頑張って!!明日、報告待ってるからね!!おやすみ~……」
あくびをしながら部屋に入って行ったももちゃん。
報告って…!?
あ~!!もう、落ち着かないし変なこと考えちゃうって!!!
そして、あたしは葵の部屋に向かった。
今日、何で、ルミネでステージ開いてたのか理由聞いてやる!!
コンコン。
「……は~い。乃々華?」
なんか、眠たそうな声。
夢の中に入るとこだったのかな?
悪かったかな!?
扉が開いて、あたしは部屋に引きずりこまれる。
「あわわっ……ちょっと、引きずりこむって無くないですか!?」
……ギュッ。
「えっ……ちょっと!!」
なになに!?この展開!!まさか、いきなり!?
「……会いたかっただけ。さっき、ルミネであったけど。」
「な……何よ。会いたかったとか、恥ずかしいじゃん。」
そういいながらも、葵の背中にそっと腕を回した。
しばらく抱きしめられた。
葵は満足したのか体を離して、こっち来いよとベッドの上をポンポンっと叩いた。
あたしがベッドに座ると、部屋の冷蔵庫からジュースを二本取り出した。
「ほい!冷たいけど平気か?」
「うん。ありがと。」
この光景なんか、思い出す。
公園にデートした時も缶ジュースをくれたな。
あんまり、思い出したくないけど。
「ねぇ葵?何で今日、ルミネでステージやってたの?」
「ああ、あれは次に発売予定するアルバムの宣伝みたいな感じで。
そんで、お前は何でいたの?」
「ただのプライベートだよ。したい買い物があってね。」
そう言った時、あたしはネックレスのことを思い出した。
「あっ!そうだ。………これ。」
あたしは、自分のルームウェアのポケットから二つ、ネックレスを取り出した。
シャラッ……
「これって、まさか……」
「そうだよぉ、ペアネックレスってやつ。これ買いに行ったの。
あたし一人で行っても良かったんだけど、心細いし、
心配だったから。どれ買ったらいいかも分からなかったし。だから、ももちゃんと行ったの。」
「マジで!?ありがとな。ごめんな、一緒に行けなくて。俺ら、二人で買い物とかそんな、
デート的なこと出来なかったし。じゃ、早速つけるか?俺がつけてやるよ。」
そう言うと、葵はネックレスを一つとって、あたしの首につけてくれた。
「葵にはあたしがつける。………はい。どうかな?」
「いいんじゃね?ありがとな。今度、二人でデートとかできたらって思わねぇ?」
「そーだね……。できたらいいのにね。もうちょっと、時間おいてからしようよ?
あたし、葵と二人でどこか行きたいな~……って、あんまわがまま言えないけどね!!」
あたしは、笑顔でそう言って下を向く。
本当はデートとか今すぐにでもしたいんだけどね。
わがままなのは嫌われちゃうし、悪いから我慢だよね。
その時、再びあたしは葵の胸にすっぽりはまった。
ごめんなってかなしそうに言う葵を見ているのがなんか辛く感じたあたしは、
思い切って、自分から葵の頬じゃなく唇にキスした。
そんな、悲しいような顔しないでって意味を込めて。


