ずっと大好きな君と。

ももちゃんの優しい言葉を胸に、前へと足を踏み出した。


それと同時に、ファンたちの歓声も聞こえてきた。

「きゃぁぁぁぁぁぁー!!!STERBOYZが空港にーーー!!!」


その声にビクッと体が反応した。

前へと歩き出したあたしの足が止まってしまった。

だって、やっぱ怖いもん。

無意識に涙が流れてくる。

どうしよう………。

すると、ファンたちの歓声が小さくなっていき、やがて聞こえなくなったの。

何が起こったのかなって思った時、何かに包み込まれた感触がある。

「………やっと、会えた。」

顔をあげると、優しく微笑む葵の姿があった。

嘘……だよね?

夢だよね?

「あ……おい。う……そでしょ?嘘……。」

出せる限りのか細い声でそう口にした。

もう……無理だ。

「ひっく……う……んっ…バ…カ!!」

そしてあたしは葵の大きな背中にギュッと腕を回した。

「嘘じゃねーよ。会いたかった。」

久々に見た葵は、もっと大人になってる気がした。

遠くに感じてた大切な人があたしの目の前に、人前で思いっきり抱きしめてくれている。


すっごく安心感が生まれて、最高に心地良かった。