「ごめんな~呼び出して。忙しいのに。話したいことがあってな。」
「僕たちが何かしましたか?」
と、雄大が大きな声で社長に言った。
「そんなんじゃないんだが、ここの事務所に新入りが来る。」
「はあ!?」
「はい!?」
3人唖然。あまりの驚き。
すると、竜也が、
「その新入りさんって女の子!?」
はあ!そこかい・・・。
本当、女好きは変わらん。
「そーだそーだ!可愛いぞ~!!」
女なんだ。てか、どんなやつなんだろ?
俺も、一応男だからな・・・・気になるに決まってる。
意外に可愛かったりして・・・・。
ニヤついてしまう。
バシッ!誰かにぶたれた!?
「何、ニヤけてんだ!?キモいぞ。お前。」
叩いた奴は女に全く興味なしの雄大だった。
コイツって本当に男か!?

って何考えてんだ俺?!
未だ、芸能人になってから恋なんてしてねーかも。
つか、する暇ないよな。
ガキみてーに・・・。
俺、ガキじゃねーし。もう、基本的には大学生だよな?
まあ、行ってねーけど。

「でさ、社長。その子達の名前は?」
「まだ、入るか検討中だが、入ってくれたら嬉しいな・・・。
名前は確か、二人来る気がしたな・・・
琴吹乃々華さんと中野桃奈さんだった気が・・・。」
乃々華さんと桃奈さん・・・・。
可愛い名前だとは思うけど、いくつなんだろうな?
「歳は17歳で、いわゆる女子高生かな?」

じょ・・・女子高生!!
学生って芸能って大変だろ?
まあ、まだ分かんないのか・・・・。