Side 乃々華
葵がニューヨークに行ってからどれだけだっただろうか。
あたしはもう、高三になった。
大学には行かないから学校もろくに行ってない。
ていうか仕事が忙しくて行けないのだけれど。
「はい、カーット!」
葵がいない間であたしは女優としてすごく成長した。
モデルももちろんやってるし、さらに忙しくなった。
あたしにCM撮影が回ってきて、今はその撮影中。
ももちゃんとのツーショットも出来て、あたしの夢に一歩近づいてる気がする。
ここまでこれたのもきっと葵のおかげだって思ってる。
本当は会いたいんだ。会って、お礼を言いたい。
葵が応援してるって言ってくれたから頑張ってきたし、ファンもたくさん増えた。
ファンレターだって最近になって届くようになった。
葵には負けちゃうかもしれないけど、頑張ってる。だから、会いたい。
今までずっとその気持ちだけが消えないでいる。
「お疲れ様でした!!」
CM撮影が終わり、楽屋に戻ったあたし。
携帯を開けたり閉じたり……
葵に連絡を取りたくても、会っちゃいけないし、向こうは日本から遠く離れた場所にいるから、
きっと繋がらない。
「はぁ~……」
こうして毎日、ため息ばっかり。
葵のことを忘れたくても忘れることは出来ない。
仕事も終わり、ももちゃんとホテルに戻った。
今は、あたしの部屋でおしゃべり。
葵がニューヨークに行ってからどれだけだっただろうか。
あたしはもう、高三になった。
大学には行かないから学校もろくに行ってない。
ていうか仕事が忙しくて行けないのだけれど。
「はい、カーット!」
葵がいない間であたしは女優としてすごく成長した。
モデルももちろんやってるし、さらに忙しくなった。
あたしにCM撮影が回ってきて、今はその撮影中。
ももちゃんとのツーショットも出来て、あたしの夢に一歩近づいてる気がする。
ここまでこれたのもきっと葵のおかげだって思ってる。
本当は会いたいんだ。会って、お礼を言いたい。
葵が応援してるって言ってくれたから頑張ってきたし、ファンもたくさん増えた。
ファンレターだって最近になって届くようになった。
葵には負けちゃうかもしれないけど、頑張ってる。だから、会いたい。
今までずっとその気持ちだけが消えないでいる。
「お疲れ様でした!!」
CM撮影が終わり、楽屋に戻ったあたし。
携帯を開けたり閉じたり……
葵に連絡を取りたくても、会っちゃいけないし、向こうは日本から遠く離れた場所にいるから、
きっと繋がらない。
「はぁ~……」
こうして毎日、ため息ばっかり。
葵のことを忘れたくても忘れることは出来ない。
仕事も終わり、ももちゃんとホテルに戻った。
今は、あたしの部屋でおしゃべり。


