Side 乃々華
じゃあな。
その一言がすごく、悲しくなった。
もう、終わちゃったんだって。思い知らされた。
それからはもう、あたしと葵の関係が先輩、後輩という関係に戻った。
今日の仕事は本当はあったけど、出る気になれなかった。
あたしは一人、自分の部屋でこもりっきりでいる。
コンコン。
誰かがあたしの部屋の扉をノックした。
「はい…」
入ってきたのはももちゃんだった。
「のの、大丈夫?ずっと、部屋にこもってるから、心配で…。」
ももちゃんが悲しそうな声でそう、問いかけてくる。
最近はずっと、部屋にこもりっきりで仕事にもろくに行けてない。
あたしはももちゃんにはこうやって笑ってないともっと、心配かけちゃう気がする。
「アハハッ、平気だよ!もうすぐ、仕事に行くから。」
「無理に笑わないでいいよ。辛いなら泣けばいいの。」
あたしはその言葉に甘えてしまい、声を殺して泣いてしまった。
すると、ももちゃんがあたしの部屋のテレビの電源を入れた。
「のの、今日ね葵さんがインタビュー受けてるんだよ。ののとの件で。さっき、ニュースでやっててさ、
葵さん、すっごくいい事言ってくれてたよ。あたしも惚れちゃうくらいだった!!
だから、葵さんは決してののを見捨てたわけじゃない。あんた、葵さんのこと信じるんでしょ?
なら、このインタビュー聞いて、元気に仕事復帰しなさいよ!!」
そう、あたしを勇気づけてくれたももちゃん。葵のインタビュー……。
あまり、見たくないんだ。だって、会いたくなっちゃうから。
そう思いながらも、テレビに目を向けるとちょうど、葵のインタビューがやっていた。
“モデルの乃々華さんとの交際は本当なんですか?”
記者たちのカメラのフラッシュを浴びる中、葵は記者の質問にしっかりと答えていた。
しかも笑顔で……。
「乃々華との交際は本当です。決してやましい事をするだけの関係ではありません。
今は、先輩後輩という関係になっています。乃々華とはお互いを思いあって、
僕にとっては大切な彼女でした。報道に出てしまった事は仕方ないことで、恋人という関係では無くなりましたが、
でも、僕は乃々華を応援します!!大切な後輩として。乃々華はまだ未熟で卵な女優です。
だからこそ、まだまだ伸びていくと信じています。
僕は近いうちに海外ツアーが始まります。ニューヨークに行くのでこれをもって、乃々華とはもう会うことはできなくなると思います。
それでも、海外ツアーで遠くに行ったとしても、応援します。」
あたしは涙が止まらなかった。この涙はどんな意味の涙なんだろう。
もう、分からなくて、ただひたすら流すしかなかった。
あたし、頑張るよ。
葵が応援してくれてるのなら、その気持ちを信じるよ。
ずっとずっと、応援していて。頑張るから。
それから数日経って、あたしは仕事復帰した。
いつでも笑顔を忘れないように、頑張っている。
あたしも、インタビューを受けた。
決して、葵を嫌いにはならない。ずっと大好き。
だからこそ、頑張るんだってそう答えた。
葵はSTERBOYZとしての海外ツアーに向かった。
空港での見送りも行った。記者がいっぱいいたけど、頑張れよっていう意味を込めてだと思う。
あたしをギュッて抱きしめてくれたけど、最後に約束守ってやれなくてごめんなって言葉を残していった。
約束、それはずっとそばにいてってあたしがお願いしたもの。
それを言われたら悲しくなっちゃうよ。この約束はきっと守られることはないかもしれない。
でも、それでもいい。わがままになっちゃいけないから、あたしは自分の夢を叶える。
叶ったら、また会えるかもしれないじゃない。その時はたくさん抱きしめてもらいたい。
キスしてもらいたい。これも勝手なわがままかな?
お互いを頑張ろうね。
あたしは今でもあなたが大好きです。
じゃあな。
その一言がすごく、悲しくなった。
もう、終わちゃったんだって。思い知らされた。
それからはもう、あたしと葵の関係が先輩、後輩という関係に戻った。
今日の仕事は本当はあったけど、出る気になれなかった。
あたしは一人、自分の部屋でこもりっきりでいる。
コンコン。
誰かがあたしの部屋の扉をノックした。
「はい…」
入ってきたのはももちゃんだった。
「のの、大丈夫?ずっと、部屋にこもってるから、心配で…。」
ももちゃんが悲しそうな声でそう、問いかけてくる。
最近はずっと、部屋にこもりっきりで仕事にもろくに行けてない。
あたしはももちゃんにはこうやって笑ってないともっと、心配かけちゃう気がする。
「アハハッ、平気だよ!もうすぐ、仕事に行くから。」
「無理に笑わないでいいよ。辛いなら泣けばいいの。」
あたしはその言葉に甘えてしまい、声を殺して泣いてしまった。
すると、ももちゃんがあたしの部屋のテレビの電源を入れた。
「のの、今日ね葵さんがインタビュー受けてるんだよ。ののとの件で。さっき、ニュースでやっててさ、
葵さん、すっごくいい事言ってくれてたよ。あたしも惚れちゃうくらいだった!!
だから、葵さんは決してののを見捨てたわけじゃない。あんた、葵さんのこと信じるんでしょ?
なら、このインタビュー聞いて、元気に仕事復帰しなさいよ!!」
そう、あたしを勇気づけてくれたももちゃん。葵のインタビュー……。
あまり、見たくないんだ。だって、会いたくなっちゃうから。
そう思いながらも、テレビに目を向けるとちょうど、葵のインタビューがやっていた。
“モデルの乃々華さんとの交際は本当なんですか?”
記者たちのカメラのフラッシュを浴びる中、葵は記者の質問にしっかりと答えていた。
しかも笑顔で……。
「乃々華との交際は本当です。決してやましい事をするだけの関係ではありません。
今は、先輩後輩という関係になっています。乃々華とはお互いを思いあって、
僕にとっては大切な彼女でした。報道に出てしまった事は仕方ないことで、恋人という関係では無くなりましたが、
でも、僕は乃々華を応援します!!大切な後輩として。乃々華はまだ未熟で卵な女優です。
だからこそ、まだまだ伸びていくと信じています。
僕は近いうちに海外ツアーが始まります。ニューヨークに行くのでこれをもって、乃々華とはもう会うことはできなくなると思います。
それでも、海外ツアーで遠くに行ったとしても、応援します。」
あたしは涙が止まらなかった。この涙はどんな意味の涙なんだろう。
もう、分からなくて、ただひたすら流すしかなかった。
あたし、頑張るよ。
葵が応援してくれてるのなら、その気持ちを信じるよ。
ずっとずっと、応援していて。頑張るから。
それから数日経って、あたしは仕事復帰した。
いつでも笑顔を忘れないように、頑張っている。
あたしも、インタビューを受けた。
決して、葵を嫌いにはならない。ずっと大好き。
だからこそ、頑張るんだってそう答えた。
葵はSTERBOYZとしての海外ツアーに向かった。
空港での見送りも行った。記者がいっぱいいたけど、頑張れよっていう意味を込めてだと思う。
あたしをギュッて抱きしめてくれたけど、最後に約束守ってやれなくてごめんなって言葉を残していった。
約束、それはずっとそばにいてってあたしがお願いしたもの。
それを言われたら悲しくなっちゃうよ。この約束はきっと守られることはないかもしれない。
でも、それでもいい。わがままになっちゃいけないから、あたしは自分の夢を叶える。
叶ったら、また会えるかもしれないじゃない。その時はたくさん抱きしめてもらいたい。
キスしてもらいたい。これも勝手なわがままかな?
お互いを頑張ろうね。
あたしは今でもあなたが大好きです。


