(Side 葵)
沖田はやはり、乃々華狙いだったんだ。
乃々華を事務所に勧誘しただけというくだらない言い訳。
乃々華がどれほど怖がっていたのかが俺には分かる。
だから、俺は沖田のいるホテルを社長から聞き出し、乃々華を助けに行った。
助けに行った時には乃々華は怖かったのか涙を流していた。
俺に抱きつき、怖かったと言った。
咄嗟に俺は沖田に乃々華は俺の女だと言ってしまった。
でも、気持ちは伝えるつもりでいたし、俺が気持ちを伝えれば、
想いがつながるんだ。恋人になる。
もう、乃々華は俺の女になるんだ。
だから、別にそう言ってもよかった。
そして、俺らが泊まっているホテルに戻ると、乃々華が全て話してくれた。
怖かった。怖くてたまらなかったと言っている乃々華を見たときには
俺は自分の気持ちを全て、伝えていた。
乃々華は目を腫らしながらこう言った。
「あ・・あおいさん・・・ホントに・・・ヒック・・ホントに?」
腫らした目をしながら問いかけてくる。
俺は自分の気持ちに気付くことができた。
俺は乃々華が好きなんだ。
こんな大切と思えるやつができたことはマジで初めてだった。
今まで本気な恋などしてこなかった。
でも、今の俺は人気アイドルやってますというだけでなく、
本気の恋をするんだ。
俺は乃々華を好きになった。
愛したいと思った。
後輩ということじゃなく、一人の女として見ることができた。
しばらく、泣き続けている乃々華。
乃々華の背中をさすりながら俺は自分の気持ちを伝えていた。
すると乃々華の涙は落ち着きを取り戻し、俺の目を見て言った。
「あたしも・・・葵さんのこと好きです・・・。大好きです。」
そんなことを言う乃々華に少しびっくりもしたが、俺は乃々華の柔らかい唇に
自分の唇を重ねた。そのキスは深く深くなっていく。
「んっ・・・あ・・・葵さん?」
俺は唇をそっと離した。
乃々華の顔はほんのり赤く染まっていて、なんだか愛しく感じる。
「ん?」
そう、返事をすると、
「こんなあたしでも、ホントに受け入れてくれるのですか?」
そんなふうに聞いてきた乃々華の顔は少し不安な表情。でも俺は、
マジで好きになった奴は乃々華だ。
今の俺は乃々華が愛しいと思っているのが本心だ。
「当たり前だろ。俺はお前のこと一人の女として認めたんだよ。」
そう言うと乃々華は可愛らしい笑顔で笑った。
俺は自分の気持ちを伝えることができた。
これで俺と乃々華の思いはつながったのだ。
俺は絶対に乃々華を悲しませるようなことはしたくない。
いや、しない。
そう心に決めて。
沖田はやはり、乃々華狙いだったんだ。
乃々華を事務所に勧誘しただけというくだらない言い訳。
乃々華がどれほど怖がっていたのかが俺には分かる。
だから、俺は沖田のいるホテルを社長から聞き出し、乃々華を助けに行った。
助けに行った時には乃々華は怖かったのか涙を流していた。
俺に抱きつき、怖かったと言った。
咄嗟に俺は沖田に乃々華は俺の女だと言ってしまった。
でも、気持ちは伝えるつもりでいたし、俺が気持ちを伝えれば、
想いがつながるんだ。恋人になる。
もう、乃々華は俺の女になるんだ。
だから、別にそう言ってもよかった。
そして、俺らが泊まっているホテルに戻ると、乃々華が全て話してくれた。
怖かった。怖くてたまらなかったと言っている乃々華を見たときには
俺は自分の気持ちを全て、伝えていた。
乃々華は目を腫らしながらこう言った。
「あ・・あおいさん・・・ホントに・・・ヒック・・ホントに?」
腫らした目をしながら問いかけてくる。
俺は自分の気持ちに気付くことができた。
俺は乃々華が好きなんだ。
こんな大切と思えるやつができたことはマジで初めてだった。
今まで本気な恋などしてこなかった。
でも、今の俺は人気アイドルやってますというだけでなく、
本気の恋をするんだ。
俺は乃々華を好きになった。
愛したいと思った。
後輩ということじゃなく、一人の女として見ることができた。
しばらく、泣き続けている乃々華。
乃々華の背中をさすりながら俺は自分の気持ちを伝えていた。
すると乃々華の涙は落ち着きを取り戻し、俺の目を見て言った。
「あたしも・・・葵さんのこと好きです・・・。大好きです。」
そんなことを言う乃々華に少しびっくりもしたが、俺は乃々華の柔らかい唇に
自分の唇を重ねた。そのキスは深く深くなっていく。
「んっ・・・あ・・・葵さん?」
俺は唇をそっと離した。
乃々華の顔はほんのり赤く染まっていて、なんだか愛しく感じる。
「ん?」
そう、返事をすると、
「こんなあたしでも、ホントに受け入れてくれるのですか?」
そんなふうに聞いてきた乃々華の顔は少し不安な表情。でも俺は、
マジで好きになった奴は乃々華だ。
今の俺は乃々華が愛しいと思っているのが本心だ。
「当たり前だろ。俺はお前のこと一人の女として認めたんだよ。」
そう言うと乃々華は可愛らしい笑顔で笑った。
俺は自分の気持ちを伝えることができた。
これで俺と乃々華の思いはつながったのだ。
俺は絶対に乃々華を悲しませるようなことはしたくない。
いや、しない。
そう心に決めて。


