「・・・んっ・・」

あたしの唇にそっとキスをした葵。
あたしの口の中に葵の舌があたしの口をこじ開けて入ってきた。

「んっ・・・はぁ・・んっ・・葵・・?」

唇をそっと離し、葵はここまでで終わりと言って笑った。

あたしはもう、葵でいっぱいになった。
好きで好きでたまらなかった。

寂しいけど葵の甘くて優しいキスはあたしを幸せにしてくれる。
そう、信じてるの。

だから、葵のキスはとても好き。
あたしにとって特別なもの。

想いがつながった瞬間、あたしは最高の幸せを感じた。

「そろそろ戻るか?」
「うん。」

ゆっくり渡り廊下を歩きながら葵の部屋に向かった。

最後に葵からの特別な印をもらい、葵のとなりで寝付いた。


想いが通じ合うことってこんなにも特別な気持ちだなんて知らなかった。

切ないこともあれば、嬉しくてたまらないことだってある。

大好きだよ。

先輩後輩関係から始まったあたしの本気の恋。

うまくいくといいな・・・。

ううん・・。絶対、うまくいく。

きっと、葵はたくさんの幸せをこれからくれるんだ・・・。