「向こうに集まるんだって!
はるちゃん行こっ」
「うん♪」
そう言ってあたしは
愛羅の指差す方を見た。
その瞬間、あたしの思考は
止まってしまった。
たくさんの人がいるのに
誰だか知らないのに
彼から目が離せない。
けして整った顔立ちではないが
風に吹かれながら無邪気に笑う
彼の姿に胸が高鳴った_。
そうやってボーッとしていると
「はるちゃん?」
そう言って愛羅が
あたしの顔をのぞき込んできた。
「あ、ごめんごめんっ
い、行こ!」
あたしは気づかれないように
愛羅の手を引っ張って行った。
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