そして放課後。

「おっつー!らいらい!」

部室で着換えていたら、3年の村上優汰(むらかみゆうた)先輩が声を掛けてきた。

松崎先輩も一緒だ。

「お疲れ様です!」

「なんか大変だったらしいじゃん?」

「もう、そうなんすよー!なんかわっけわかんねーこと言いふらされて、たいへんなんすよー!」

「うん。朝っぱらからすっげーさわぎだったもんなっ(笑)」

とか、無邪気に笑ってらっしゃる。

わらいごとじゃねー!

って言いたいけど、中学ん時からすっげーお世話になって、一番憧れてる先輩だから
何も言えないんだよね。