結婚できるの?

亜里沙の酔いは徐々に冷め、まともな判断力が働き始めていた。

ワンルームの部屋は狭く、来客が座れる場所はローテーブルの前しかない。

亜里沙はその位置を指しながら毅に言った。


「狭くて悪いんですけど、あそこに座ってください」

「じゃあ……」


毅は遠慮がちな声を出しながらも、ローテーブルの前に座った。


「何か飲みますか? お茶か、コーヒーか……」

「いいよ、いいよ! 亜里沙ちゃんを送って来ただけで、長居するわけじゃないから」