結婚できるの?

店主が心配そうに亜里沙と毅を見て声をかける。


「だいぶ酔ってるみたいだけど、帰れるの?」

「すいません。何とか帰りますから」


毅が申し訳なさそうに返事をした。


「少しなら此処で休んでいいよ。まだ片付けがあるし」

「ありがとうございます。でも帰ります」


店主と毅の会話を耳にした亜里沙が、主張するような大声を出す。


「帰りますよー! 一人で帰りますー! 一人で生きてくんですー!」