結婚できるの?

「良かった、亜里沙ちゃんが笑ってくれて」

「だって先輩の言い方が可笑しくて、つい」

「言い方は下手だけど、気持ちは本気だから」

「…………」


亜里沙が真顔になると、毅は慌てて左手をブルブル振った。


「そんな困った顔しないで! 俺の気持ちは本気だけど、友達からでもいいんだ。同じ社内で友達って言うのも変だけど」


亜里沙は俯き加減で、静かにビールを飲みながら思っていた。

毅先輩、思った以上にイイ人だな……。