結婚できるの?

「好きな人もいないの?」

「いないよ。仕事に夢中だったもん」

「陽太のことは?」


亜里沙は“参ったなぁ”という顔で溜息をつく。


「もう過去のことだよ」

「じゃあ、もし陽太からアプローチされても断る?」

「アプローチなんて、陽太が私にするわけないし」


亜里沙は千香の言葉に苦笑いした。