結婚できるの?

少し迷って、二人は同じシーフードグラタンを選んだ。

グラタンが出来上がるのを待っている間、二人はまた黙りがちになる。

亜里沙は残り少ないコーヒーを飲んだ。


「全然違う話をしてもいい?」


千香が亜里沙を見つめながら、遠慮がちに切り出した。


「いいよ。何かな?」

「去年のイブのことなの」


千香に言われ、亜里沙は当時の記憶を辿る。