結婚できるの?

「亜里沙は今、たまたまアンラッキーなだけだよ」

「そんなことない。ダンスのインストラクターなんて無謀だった」

「でもインストラクターに選ばれた人だって、一人は素人なんでしょ? 亜里沙が無謀ってことはないよ」

「…………」

「私から見れば、マシンのインストラクターだって立派な専門職だし。亜里沙は着実に自分の道を進んでると思う」

「千香にそんなこと言われたら泣けてきちゃう」


亜里沙は泣き笑いの表情になった。

千香は静かにコーヒーを啜る。