結婚できるの?

「亜里沙さんのメモを見て此処に来たのも、陽太さんの名前が書かれてたから……。陽太さんのことなら、私も話したいし知りたいと思って、勇気出して来たんです」

「……ダメよ」


耐えていた千香の口から声が漏れた。

さすがにもう黙っていられなくて。

奈緒子も亜里沙も千香に視線を移す。


「奈緒子さん、ごめんなさい……って言ったらいいのかな。私、陽太と付き合ってます。陽太は私の彼氏なの!」

「嘘でしょ……」


小声で呟く奈緒子の顔は、今にも泣き出しそうだった。