結婚できるの?

「噂でもいいから教えてください」

「うーん……」


毅はビールを飲みながら迷っている。


「先輩、お願いします! 私もう辛くて辛くて」

「わかった、話すよ。ただ、あくまでも噂だからね。まぁどっちみち、4月になればハッキリすることだし」

「話してくれるんですね!」


亜里沙は縋るような視線を毅に向けている。

毅は迷いを吹っ切るように、グラスのビールを飲み干した。