結婚できるの?

「実は今朝、取締役の川島さんに呼び出されたんです」


亜里沙の言葉を聞き、毅の目の色が変わった。


「それ、ほんと?」

「はい……」


テーブルにビールが置かれ、二人は軽くグラスを合わせるだけの乾杯をした。


「俺だって話したことのない人だよ。亜里沙ちゃん、凄いね」

「全然凄くないんです。もう私、大ショックで」


亜里沙はビールをゴクゴク飲むと、今朝の出来事の一部始終を打ち明けた。