結婚できるの?

通常業務のマシン指導をしながらも、亜里沙が考えてしまうのは、さっきの川島の話。

どうしてダンスの担当から外されてしまったのだろう……。

仕事に集中しようとしても、頭の中ではそればかりがグルグル回っていた。


「高野さん、時間はまだですか?」


トレーニング中の女性会員から声をかけられ、亜里沙はハッとする。


「ごめんなさい。時間なので次のマシンに移ってください」

「高野さん、何かあったんですか? いつもと違うみたい」

「何でもないです。ごめんなさいね」