結婚できるの?

亜里沙は緊張しながらも、怯むことなく自分の熱意を伝えた。


「君が『まだまだここで働きたい』と言ってくれて嬉しいよ。仕事はできるし、美人さんだし、ずっとうちのジムで頑張ってもらいたいね」

「ありがとうございます」

「それでだ。ひとつ君にお願いがあるんだが……」


川島の表情から作り笑顔が消え、神妙な面持ちになった。

亜里沙は身を固くして、川島をまっすぐに見つめる。

川島はコホンと咳払いをしたあと、亜里沙を見据えて告げた。


「高野さんにはもう少し、マシンの担当として頑張ってもらいたい」