結婚できるの?

セルフサービスのカフェに立ち寄った二人は、カウンターでコーヒーを買って、一番奥の席に座った。

閉店間際で店内は閑散としている。


「すみません。なんか無理に付き合わせちゃったみたいで」


亜里沙が恐縮して言うと、毅は笑顔を見せた。


「俺も無理に合わせたりはしないから。コーヒーも飲みたかったし」

「ここ、11時半までですね」

「そうだね。あと50分くらいだから、ちょうどいいよ」


毅はコーヒーにミルクと砂糖をたっぷり入れてかき混ぜた。