結婚できるの?

「ま、亜里沙ちゃんの働きやすいように頑張ればいいよ」


毅が無難な言葉で締め括り、亜里沙は「はい」と返事をした。

その後、飲むペースは遅くなり、冗談もほとんど出てこなかった。

明らかに毅のテンションは下がっている。

亜里沙は毅に突き放された気がした。

自分が陽太の話をしたり、毅に対して隙のない態度を取ったからだろう。


「そろそろ帰るか」

「そうですね……」