結婚できるの?

焼鳥屋に向かう亜里沙の足取りは重かった。

毅と飲むよりも一人でいたい気持ちを抱えながら、それでも約束の場所に着く。

店のドアをゆっくり開くと、いつもの席に毅の姿が見えた。

亜里沙は作り笑顔で、毅のそばに近寄る。


「お疲れ様です。お待たせして、ごめんなさい」

「待ってる間に酔っちゃったよー! 座って座って!」


毅はほろ酔いの上機嫌で言った。

今までと同じように、毅の隣に座る亜里沙。