結婚できるの?

亜里沙は自分が毅にもたれていたと気づき、慌てて謝る。


「ごめんなさい! ついウトウトしちゃって」

「そのまま眠ってて良かったのに」

「でも……今、どこですか?」


亜里沙は訊きながら、周りをキョロキョロと見渡した。


「もうすぐ俺の降りる駅。でも亜里沙ちゃんの駅まで送っていくから」

「とんでもないです。その前に目が覚めて、ほんと良かった……」

「だけど俺が降りて、一人で眠っちゃったら、寝過ごすんじゃない?」