結婚できるの?

それに……。

亜里沙は「千香の方が美人」だと言ったけれど、あの弾けるような若さは、千香にはないものだ。

千香は目の前の亜里沙と、フロアを動き回るバイトの子を見比べてみる。

パッと見は亜里沙の方が目立つ。

華やかな顔立ち、という点なら亜里沙の方が上だ。

だけど若さはもちろん、初々しい可愛さならバイトの子が勝っている。

自分にも亜里沙にもない、あの子の魅力――。


「私、チーズケーキとドリンクバーに決めた! 千香も決まった?」


千香が頷くと、亜里沙は勢い良く呼び出しボタンを押した。