◆ ◆ ◆
ワインを飲んでも完全には酔えなかった。
頭の一部が妙に冴えていて。
アルコールに支配されることを、千香の理性は拒否しているようだった。
それは智和も同じ。
自身がリラックスしたいのと、二人の間の硬い雰囲気をほぐしたくてワインの力を借りようとしたのだが……。
ワインでの乾杯から2時間が過ぎた今でも、二人の雰囲気はあまり変わらなかった。
飲み足りないわけじゃない。
ワインは二本目に進んでいて、会話も滑らかだ。
けれど二人の間には、恋の甘さも、男と女の艶やかさも表れない。
ワインを飲んでも完全には酔えなかった。
頭の一部が妙に冴えていて。
アルコールに支配されることを、千香の理性は拒否しているようだった。
それは智和も同じ。
自身がリラックスしたいのと、二人の間の硬い雰囲気をほぐしたくてワインの力を借りようとしたのだが……。
ワインでの乾杯から2時間が過ぎた今でも、二人の雰囲気はあまり変わらなかった。
飲み足りないわけじゃない。
ワインは二本目に進んでいて、会話も滑らかだ。
けれど二人の間には、恋の甘さも、男と女の艶やかさも表れない。

