結婚できるの?

「出ましょうか」


千香は伝票を手にして告げた。


「うん。本当に美味しかった」

「なら良かったです」


千香は立ち上がって会計の方へと進み、智和は千香の後ろをついて行く。

支払いを済ませた千香は、スタッフからコートを受け取り、その場で羽織る。

智和も同じように革のジャケットを羽織った。

レストランの外へ出た途端、智和は恐縮した顔で千香に言う。