結婚できるの?

だいぶ迷ったが、智和は返信しないことにした。

もし間違えて送信したメールだったら、返信など届けば亜里沙も気まずいだろう。

智和はなかったことにして、千香の部屋へと戻った。


「お帰りなさい! 電話は終わったんですか?」

「うん」

「じゃあ、お茶を淹れますね」


智和はローテーブルの前に座ったが、さっき見た亜里沙からのメールに気持ちは奪われていた。

千香の部屋にいても、あのメールが気になって仕方がない。

千香が二つの湯飲みに熱いお茶を淹れて、智和の前に来た。