結婚できるの?

「そうか。つまんない、か……」


智和はポツリと呟いた。


「あ、誤解しないで下さいね! 楽しくない、って意味じゃないですから!」


千香は慌てて言い返した。

智和が気落ちしたように見えて焦ったのだ。

自分の何気ない一言が、彼を傷つけたのではないかと。

酔っていても、そういった判断力は残っていた。


「いいよ、いいよ。つまんない男だってことは自覚してる。性分だから仕方ないと諦めてるし」


智和は千香に笑顔を向けた。