結婚できるの?

二人はゆっくりと食事を楽しんでいた。

シャンパンのあとはワインを飲みながら、スープ、魚料理、肉料理と、どんどん食も進む。


「引っ越しの日は決まった?」

「それが最悪なの。クリスマスイブなのよ」

「へぇ。最悪とは思わないけど、イブかぁ」

「引っ越し屋さんの都合もあって、その日しかダメで」

「じゃあ陽太君が手伝うのかな?」


千香は少し淋しそうな顔で、首を横に振った。


「ううん。彼とはもう会わないから」