結婚できるの?

ここまで言うだけでも、亜里沙は必死だった。

お風呂上りの身体が再び汗ばんでくる。


「え?」


千香は短く叫んだあと絶句する。

向かい合う二人を静寂が支配していた。


「驚いたわ……。ほんとなの?」


まだ信じられない、といった顔つきの千香。


「ほんとよ。今まで言いたくても言えなかったの」