「加奈~!行けー!」

1位まであと少し。私は最後の力を出し、前の人を抜かした。

そしてそのままゴール!

「やったぁー!」

《発表します。1位4組、2位1組、3位2組、4位3組でした。》

「加奈さすがっ!」

「イエーイ!」

「西田、お前速かったぞ。」

「篠原。」

「お疲れさま。」

そういうと篠原はタオルを差し出してくれた。

「ありがと。」

私はタオルを受け取り、汗を拭いた。


《結果発表です。4位ーー》

いよいよ運命の結果発表。

《1位は4組。》

私達は顔を見合わせ、そしてその瞬間。

「やったぁー!!!!!!」

すごいうれしい。やっぱり4組は最高だ。


「西田。」

「何?篠原。」

「俺この体育大会優勝したら言おうと思ってたんだけど、俺西田のことが好きみたいだ。だからつきあってほしいんだけど・・・。」

嘘・・・!?また!?

「ちょっと考えさせてくれる?」

「分かった。」

決めよう。あたしが好きなのは・・・!