「そうやって自分を守るの?言わないと後悔する事あるんだよ?美玲ちゃんが後悔するとこ見たくねーし」


自分を守る…。


勇大も同じような事言ってた。


あたし、後悔したくない。


「うん、あたし行って来る!」


「よし、行って来い!もし嫌になったら俺と付き合おうねー」


「うるさい!ありがと」


あたしはまた屋上へと走った。
涙を拭って。