聖女に求婚!?~天使vs悪魔~



ッ!!そうはさせるか!!


俺はすかさず女を呼び止める。


「あっ、すまない。まだ、話が…」


「えっ?」


「キミ達は次の実習があるのだろう?」


「「………はい」」


「ここはもう終わりにするので、向かうと良い」


「「「「 は い 」」」」


実習生達が一斉に入口へ歩き出す。


「「「ありがとうございました」」」


実習生が部屋を出て行き、


すかさず魔力でカギを掛ける。


そして……


困惑している女の元へ…。


「あの…先生、お話とは…」


俺は無言で近寄る。


女は俺に怯えてか…


1歩……また1歩………


後ずさりをしている。


それでも確実に女に近づいて、


「やっと、2人きりになれたな?」