そりゃそうだろ。
無気力で言葉も発さないガキが、
たった数回、話し掛けただけで…
この通り!!
普通のガキと変わらねぇ。
恐れ入ったか!?
俺の魔力!!!
これで、この女も少しは…
俺に興味を持ったハズだ!
「先生!!早く見せて!?」
「おぅ、見せてやる。ちょっと待ってろ?」
俺は白衣のポケットからけん玉を取り出し、
ガキの目の前でいとも簡単にして見せた。
ガキは超興奮状態。
「先生、もう1回!!」
「あぁ、いいとも。こんなのはどうだ?」
「スゴーーーーーイ!!」
実習生まで興奮して覗き込む。
今まさに注目の的!!
こうでなくっちゃ。



