「木戸っていう奴がいるだろ?」
「木戸先生?」
「先生はいらない」
「は?」
「アイツにだけは近づくな」
「何で?」
「何でも」
「どうして?」
「どうしても」
「先生、それじゃ分からないですよ」
先生は腕を解いて真剣な瞳で…
「いいか、莉胡。お前には俺がいる。俺がお前を守るから、奴の所へは行くな」
「!?//////////」
「アイツに言い寄られても無視してくれ」
「どうして?」
「アイツは莉胡を利用しようとしている」
「利用?」
「あぁ。だから俺が必ず守るから…俺のそばから離れるな」
「////////////」
「返事は?」
凄く凄く真剣な表情で聞いてくる。



