私が放心状態でいると、
「おいっ、莉胡!大丈夫か?」
「え?」
眩暈が有りながらも懸命に考える。
「だから、痛い所は?苦しい所は?」
「痛い?」
「あぁ……」
何でキスで身体が痛くなるの?
キスってそういうモノなのかしら?
先生は半袖から延びる腕を隈なく見て、
急に座り込んだ。
えっ!?
すると、
スカートの裾を捲りあげて…
私の脚に手をかざした。
なっ!! //////////
先生は真剣な眼つきで見入ってる。
「ちょっ、ちょっと…先生!!」
「ん?」
「なななっ、な、何をしてるんですか?」
「診察」
「はっ!?」



