聖女に求婚!?~天使vs悪魔~



【Side 莉胡②】


周防先生から告白を受けた翌日。


私は朝から疲れ切っていた。


はぁ……。だって………。


まさか、この私が王子的存在の周防先生から告白されるなんて…。


夢にも思って無かったし。


しかも……プロポーズ?的な事まで言われて…。


お陰で、一睡も出来ず…この有り様。


先生に家まで送って貰ったまでは覚えてる。


だけど…それ以降の記憶が……。


どうやって部屋に入ったの?


いつお風呂に入ったのかな?


…さっぱり覚えてない。


これって夢なんじゃないかって…


何度も頬を抓ったハズ。


だって頬が赤いもの。


だけど、痛かったのか…それさえ覚えていない。


どうしよう……。


どんな顔して先生と挨拶したらいいの?


誰かぁ―――――教えてぇ―――――!