目が合うだけで、目の前がチカチカする。
今にも理性が飛びそうだ。
俺は意識を集中させて…黙っている女にさらに詰め寄る。
「なぁ…いいだろ?」
「せっ…せ、先生。冗談はやめて下さい」
「はぁ?冗談でここまで連れて来たと思うか?」
「えっ?」
「フッ…俺の女になればいい思いさせてやる」
「べっ、べ、別にいい思いなんて…け、結構です!!」
「まぁ…そう言うな」
「ちっ、ち、近いです!!」
「当たり前だろ?この俺が口説いてんだから」
「なっ!!//////////」
女は顔を赤くした。
身動きもせず、ただジッとしているだけ。
俺は全魔力を集中させて…女の首にキスをした。
女はビクッと身体を強張らせる。
「コレは俺の女の証だ」
そう言い残してその場を去った。
女にしたキスは“魔印”
魔印とは…悪魔の所有物である印。



