聖女に求婚!?~天使vs悪魔~



さあ、ここからが問題だ。


どうやって、彼女とそれらしい関係に持ち込むかだ!


うーん、やっぱり…真っ向勝負か!?


俺は彼女にコーヒーを渡し、彼女の横に座った。


すると―――――。


「先生?」


「ん?」


「さっきの話ですが、どうして私に?」


「フフッ…どうしてだろうね?」


「お説教でないなら、何ですか?」


「気になるから……かな?」


「は?」


彼女は不思議そうな表情を浮かべ、


「男が女を誘うのに、他に理由がある?」


「ごっ、ご冗談を…。からかうのは止めて下さい」


「からかってないんだけど?」


「もう!!先生……」


彼女は呆れた顔をした…。


「気になってるのは事実だよ。1度ゆっくり話してみたかったし…」


「えっ!?」